AIの得手不得手を見極めよう

ITの技術が隆盛を極めています

第1次ブームが1950年に到来し、ITの実用化・汎用化に向け着実に世界が変わっていったのですが、それでも社会全体にイノベーションを起こしたほど…までは至っていません

そして第2次ブームの次が現在の第3次ブームの到来です

IT技術の成長はここ数年で非常に目覚ましいものがあります

例えば、音声認識により適切な回答を下してくるGoogleスピーカー

これは我が家でもあるのですが、非常に多機能です

そして今なお途切れることなく進化を続けています

例えば朝一にラジオ体操を流すときはOKGoogle! ラジオ体操を流して。と言えばすぐにラジオ体操の音楽を流してくれるのです

これは人間の言語処理を数秒のうちに行い、適切なコマンドを打てるよう入念に仕組んであるのでしょう

AIもここまできたか…と胸に期待を弾ませながら、AIの応用化に向けさらなる飛躍を期待し、2024年には自動運転の実現も見えてくるほどなのではないかと…

そう期待もしてしまいますね

その他会社企業では業務効率化に向け、AIの導入を視野に入れてPCやコンピュータを使う事務作業はすべてAIに一任させる。という考え方まで発表しています

ちなみに皆さんはシンギュラリティ。という言葉を聞いたことがあるでしょうか

これはAIの著しい進歩により、人間が行う作業のほとんどがAIに代替され、人間の脳までもAIが支配してしまう…ということを近未来的に予言した言葉です

つまるところ、あまり良い意味では使われません

確かに行きすぎたAIは、人間の知的生産の活動を損ねてしまい、機械一色の社会になってしまうかもしれませんね

しかし私はこのシンギュラリティの到来はほぼあり得ないと予想しています

というのも、感情を持つAIというのはこれまでにも幾多の研究や実証が重ねられ、本格的な実用化に急いでいたのですが、残念ながらどれも空回りに終わっています…

人間が持つ複雑な感情や言語処理をAIに任せる…というのも少し考えものですよね

それは人間の豊かな感情や柔軟な思考性をAIが奪ってしまい、人間としての価値を失うのではないか?という理由からです

とはいえ、人間社会には明らかに人手を必要としない、無駄な作業が実に多いと感じています

例えば、会社でのPC作業、医療機関での予約受付、薬の選定・調剤、コールセンターetc…

これらの作業は全てAIがこなせるものです

むしろAIが1番得意とする分野です

それを人間がやるというのは明らかに非生産的であり、時間の無駄だと感じています

一つ一つの予約受付やクレーム処理などはAIが全て完結できるものです

人間が必要とするのはすばり″肉体労働″です

それこそ高所作業や建設作業に関わる鳶職などの仕事はAIには明らかに不向きです

手抜き工事で命を落としてしまってはそれこそシャレにならないですからね

きちんと作業員を監視・指導できる親方(職長)がいて、建設のプロがそれを手がける

また、AIでは現場の士気も上がりません

建設現場では特に怒号や罵声などが飛び交っていますが、あれは人命に関わる危険な仕事なため、一瞬の抜かりも許さないぞと緊張感を持たせる目的で作業員をしかりつけているのです

AIでは生身の人間と比べ感情がないため、作業員を鼓舞することができません

そういうところも人手を絶対に必要とする肉体労働(ブルーカラー)の特徴といえますね

AIは分野(ジャンル)に合わせて適切に配置し、人手を要する場所では極力AIに依存しすぎに適材適所に応じて対処していこう!という話をしたかったのです

ここまで読んでくださりありがとうございました