自伝小説(恋愛編)

※自伝なので、実話ではありません。そんなリア充生活とは無縁の世界なので、イケメン美女はそのまま人生を謳歌してください
 
友達以上恋人未満の関係に悩む日々です
大学1年生男子の長い1人語りを聞いてください
 
僕はサークルで知り合った女子に一目惚れし、なんとか交流を深めたいと思っていました
一緒に飲み会に行ったりゼミで自分の趣味嗜好について話し合ったりと、徐々に交流を育んでいきました
そしてしかるべきタイミングで告白しようと考えていました
 
しかし僕が一目惚れした女子には男友達が多く、1人の男に時間を割いていられないほど多忙な子だったのです
僕は諦めずにどうやったらその女子に振り向いてもらえるか関心を持ってもらえるか、必死に考えていました
その女子は大学で知り合ったばかりなので、お互いのことを全く知らない状態です
でも僕はその女子の身なりや顔がどタイプだったので、一目見た瞬間から全身にビビビ…!と来るような感覚を覚えたのです
 
絶対に諦めません
 
その女子とはオンリーワンの関係になりたい、2人きりだけの世界を作りたいと、好きになってくうち徐々にそんな妄想を膨らませていました
とにかく僕はそんな好きという感情をその女の子一人のために向け、振り向いてもらえるよう一生懸命自分磨きを頑張ったんです
 
でも、僕は大事なものを見落としていたことにある日ようやく気づきました
友達以上恋人未満の関係性に終始してしまうのは、ひとえに僕が頑張りすぎていたから、という事に。
 
みなさんは恋人を作る際、自分磨きをしたり身なりを整えたり、いろんな努力をすると思います
でも、好きな人を振り向かせるためにそこまで努力することの意味はあるのでしょうか。
 
好きな人への恋愛感情というのは、日頃からのデートでの出来事や想いが通じあってこそ指数関数的に増していくもの
最初から理想を求めすぎるより、0から関係性を築いていくことの大切さを初めて知ったんです
 
プラトンの恋愛では、不完全な人間同士がいつまでも”完璧”を求めようとするから、浮気や不倫などの行為が絶えないということを説いていました
完璧な人間はいない、それでもなお、完璧な人間を追い求めようとするから、不完全なものを捨てて完璧な人間を追いかけてしまう、これが「浮気」「不倫」の始まりだと
 
完璧から入る恋愛は、その後失敗しか待っていません
しかし不完全(0からの関係性)から入る恋愛は、加点方式のようにプラスを積み上げていくことができる
 
恋愛の入り口さえ間違えなければ、たとえ恋人未満の関係であっても0から関係を築くことができる!
そんな教訓を身にしみて感じた大学生男子による一体験記でした
 
長文を書いてしまい申し訳ありませんでした
皆様の恋愛事情に首を突っ込む気はありませんので、あくまで参考程度に