厚揚げ豆腐の詰め物

ーー原点レシピ

 

料理を始めてから1週間以上が経過し、フライパンや火の扱いにも慣れ始めてきました。最初は油がぴょんと跳ねただけで及び腰になってしまう私・・それが今では油が跳ねるのがむしろ当たり前!という認識を持ち始めるようになり、1週間の料理を通して自分の腕前の成長をひしひしと感じています。料理には、その人の真心がこもっていると言われています。その人が一生懸命作った料理は美味しく感じられるし、何より家庭らしさや温かみを感じられるのです。母親が作った料理は味が優しいし母性を感じます。料理の味は、その人の内面や性格までも投影しているとさえ思うんです。その人の工夫と愛情のこもった料理は、唯一無二の一品です。味わって食べましょうね。

 

ーー手順・やり方

最初作ったときは母親が1から手順をコーチングしてくれましたが、今回は完全に1人のみです。では早速ご紹介します。

 

①厚揚げ豆腐を切る

まず厚揚げ豆腐を細長い形状に切り、その真ん中に包丁で切れ込みを入れます。ここで注意したいのは切れ込みはサイドまで奥深く入れてしまうと真っ二つに切れてしまうので、真ん中だけこじ開けるように切り込みを入れるのがコツです。この切れ込み部分にシソ(葉っぱ)とスライスチーズをぎゅう詰めにします。ここでは特に配置は意識していません。ただパンパンに詰めすぎると膨張圧で崩れやすくなるので、なるべく適量を心がけましょう。

 

②フライパンで加熱

フライパン全体にこめ油をひき、手掴みでささっと厚揚げ豆腐を置きました(菜箸で触れると崩れやすいため)。下→左→右の順に焼き上げ、それを計10分程度繰り返しました。ただ焼き目がついたかどうかを何度も確認しようとすると煮崩れが起きやすくなるので、大体の目安を設定してから然るべきタイミングでひっくり返すのがコツです。つるんとすべりやすいので、サラッとひっくり返すのは難易度が高いです。

 

③醤油をあぶらせる

最後に全部の面が焼けたら醤油・みりんの2つを大さじ1杯入れ、全対に行き通るようにフライパンであぶりました。そして完成した厚揚げ豆腐の写真が下です。

 

見栄えはもちろん、味もしっかりしていて満足度は高かったです。今回はシソとチーズだけでしたが、これに生姜やノリなどの薬味をトッピングしても合うかもしれませんね。特にこの季節、体調を崩しやすいので、生姜入りの厚揚げ豆腐はちょっとした風邪予防にもなるかもしれません。さらにこの厚揚げ豆腐は胃に優しいため、母親もかなり気に入っている様子。これからは定番のレシピになるかもしれません。今後も頑張っていくので、よろしくお願いします。