サーモンの炒め料理

ーーサーモンの炒め料理レシピ

 

今日はサーモンの切り身2つを用意し、そこにインゲン4本を添える形でレシピを行いました。今回のレシピは難易度自体は高くないものの、サーモンの焼き加減やそれに対する味付けの度合いなど、学びの機会が多くあり、参考になりました。外見上は焼き目がついても、中身は加熱が全く足りず…なんてことはザラです。その肝心な点を見落としていました。鶏もも肉に限らず、魚介類であるサーモンも火が通りにくい性質を有しており、食中毒リスクを大いにはらんでいます。また、塩胡椒は気持ち多めに振り、味付けを最後にうまく微調整することでなんとか辛くも調和できましたが、やはり最初の味付け時点で塩胡椒の分量は明確に定めておくべきですね。思った以上に薄味だったので、これには僕の舌先も物足りない感じでした。反省。

 

ーー手順・やり方

 

過去に魚料理は、鯖の味噌煮やししゃもの塩焼きなど数多くこなしているのですが、サーモンのフライパン料理はこれが初です。ししゃもは中身が焼けやすいのに対し、サーモンの中身は強情でなかなか火が通りません。途中経過としてハサミを用意し、サーモンの中身を裂くと赤み部分がまるまる覆っており、「こりゃ危険だ。」と思いましたね。一人暮らしで料理に慣れていない人、特にサーモンや肉の取り扱いには要注意です。特に生の肉はたっぷりの菌が付着しており、加熱で死滅させるまでは油断できません。加熱70度前後でカンピロバクターなど食中毒リスクを孕む有害成分は死滅するというのが一般論ですが、肉を切る際に付着した包丁を使い、シンクで洗い流したり、他の具材にそれを包丁を使ってしまうと付着した菌がそのまま料理として出される場合があります。徹底した入念な水洗いを。間違っても「少し赤いけど、ま、いっか」のような軽はずみな判断でそのようなリスクと立ち会わないようにしましょうね。

 

前置きが長くなりましたがここからはいつも通り手順をまとめていきます。

 

① インゲンを切る

インゲン4本を取り出し、一口大サイズの長さに切っていきます。これが苦味の大部分となる具材ですから、甘いサーモンのお供としては1番相性がいいのです。

 

② サーモンの味付け

塩胡椒適量、酒大さじ2杯、小麦粉(薄力粉)裏表に少々…といったように味付けを行い、サーモンの旨み成分を引き出していくわけですが…。塩胡椒をまぶす際、勢い余って塩胡椒が出てしまったため、少し粒を退けて味を調整したのですが、その要らぬおせっかいが今回の「薄味」の原因を作り出してしまったんですね。塩胡椒は気持ち多め、これでいいのですから。僕はしょっぱい味にトラウマを覚えていたため、塩胡椒の分量には特に気をつけていますが、今回ばかりは過剰になりすぎたようですね。反省。

 

③フライパンで加熱

オリーブオイル一滴を垂らして全体に広げ、サーモン切り身2つを並べていきます。油が浸透するとかなりの勢いで火が通り、サーモンの外見上ならほぼ違和感がないくらい焼けていました。しかし中身を見ると全然。拍子抜けするくらい、焼き加減が足りなかったのです。これは母親の念を入れた確認により、何とか事なきを得ました。中身にまで焼き色がつかなければ完成とは言い難いのです。ちなみにインゲンは焦げ目がついてて丁度良い仕上がりでした。サーモンの添え物としては申し分ないですね。最後は母親に言われたまま蓋を閉め、終始中火にかけました。途中で蓋を開けると熱が外に逃げてしまうため、タイミングを見計らう必要があるみたいです。

 

 

見栄えは良いですが、やはり味が今ひとつだった件。味というより、単純に塩胡椒の効きが悪かった。後に味を足してもやはり最初の味付け時点でほぼ味の行方が左右されてしまうんですね。なので味付けの工程はフライパンの加熱と同じくらい重要な位置付けにあると認識しました。サーモンの皮は焦げ目がついてて美味しかったですね。さらにバターが効いていたのか、少しとろみのある感触がしました。頬が落ちそうな感覚とはまさにこのことです。これで味付けが完璧だったら、もういうことなしでした。したがって、今回のレシピの自己採点は… ズバリ、60〜70点! ベストを更新できるよう、今後はさらに気を引き締めてレシピに取り掛かりたいと思います。ではまた〜。